ＬＩＮＥタイランドは15日に開いた記者会見でＬＩＮＥ＠の開始を公式に発表した。中小企業がビジネスをオンラインで効率的に展開するためのデジタル・マーケティングの効果的なツールとして売り込む。サービスは無料で先行実施した後、４月１日より課金を始める方針。

　アリヤ・パノムヨン社長によれば、ＬＩＮＥ＠の導入は、「ビヨンド・チャット」のＬＩＮＥの２０１６年ビジョンの一部であり、今年導入予定の一連の新サービスで最初のもの。今年２月より試験運用を開始し、問題点の修正や改良を重ね、完全な機能の新サービスを完成させた。現在、すでに42万９５２０のＬＩＮＥ＠アカウントがある。

　タイにはおよそ２８０万社の中小企業があるが、オンラインを活用している会社は50万社程度にすぎない。ＬＩＮＥはタイ国内に３３００万人のユーザーがいる。ＬＩＮＥ＠は手頃な価格で、使い勝手のよい中小企業のマーケティング・ツールを目指して設計・開発された。基本パッケージとプロ、プロ＋の３種類のサービスを導入予定で、基本パッケージは月額９９８バーツ。


日付 : 2016年03月21日

By : 週刊タイ経済