キヤノン・タイ販社、12年売上高は107億バーツ超へ=市場創出に向け地方強化
キヤノン・グループのタイ販売会社「キヤノン・マーケティング・タイランド」は1日、2012年のタイ国内売上高について、前年比24%増の107億バーツ超を目指すと発表した。カメラ・レンズ事業で同37%増(約63億バーツ)、プリンターなどで同5%増(約30億バーツ)、コピー機やファックスなどで同19%増(約14億バーツ)をそれぞれ見込んでいる。
同日、バンコクで記者会見した西岡渉キヤノン・マーケティング・タイランド社長は、「洪水後のタイ国内需要は強く、少なくとも今後1~2年のタイ経済は強い」との見方を示し、目標達成を確信していると述べた。
同社は今後も年間20%成長を計画し、2015年には売上高200億バーツを目指す。西岡社長はこれに向け、「キヤノンのファンを増やし、国内市場を創出していく」と話し、タイ各地の拠点機能強化や新設を図っていく考えを示した。これまでの販売・サービス機能のあった拠点に倉庫などのロジスティックや管理部門などを置き機能強化するほか、国内5カ所のコンセプトショップを年内に12カ所に増やし、特に地方での基盤拡大を目指していく。
機能強化には、自然災害に備えたリスク管理の狙いもある。同社は昨年の洪水の際、本社機能を一時的に北部チェンマイ県に移転。この時に地方浸透に依然余地があると判断したという。洪水や政治情勢など、今後のタイ事業におけるリスクについて西岡社長は、「心配すればいろいろな要素があるが、今年は珍しく何もなかったという年になることを信じてビジネスを伸ばしていきたい」と語った。
11年売上高は、前年比11.4%増の86億5300万バーツで過去最高額を更新。1~9月の前年同期比は20%超で推移したが、10月以降の洪水で伸び幅が縮小した。
日付 : 2012年03月01日
By : 時事速報
同日、バンコクで記者会見した西岡渉キヤノン・マーケティング・タイランド社長は、「洪水後のタイ国内需要は強く、少なくとも今後1~2年のタイ経済は強い」との見方を示し、目標達成を確信していると述べた。
同社は今後も年間20%成長を計画し、2015年には売上高200億バーツを目指す。西岡社長はこれに向け、「キヤノンのファンを増やし、国内市場を創出していく」と話し、タイ各地の拠点機能強化や新設を図っていく考えを示した。これまでの販売・サービス機能のあった拠点に倉庫などのロジスティックや管理部門などを置き機能強化するほか、国内5カ所のコンセプトショップを年内に12カ所に増やし、特に地方での基盤拡大を目指していく。
機能強化には、自然災害に備えたリスク管理の狙いもある。同社は昨年の洪水の際、本社機能を一時的に北部チェンマイ県に移転。この時に地方浸透に依然余地があると判断したという。洪水や政治情勢など、今後のタイ事業におけるリスクについて西岡社長は、「心配すればいろいろな要素があるが、今年は珍しく何もなかったという年になることを信じてビジネスを伸ばしていきたい」と語った。
11年売上高は、前年比11.4%増の86億5300万バーツで過去最高額を更新。1~9月の前年同期比は20%超で推移したが、10月以降の洪水で伸び幅が縮小した。
日付 : 2012年03月01日
By : 時事速報