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タイ工場、設備全面更新も=洪水被害が深刻-ホンダ

 ホンダは15日までに、大規模洪水で被災したタイ工場の再稼働に向け、製造設備の全面更新も含めた対応の検討に入った。浸水被害が深刻で大半が再使用できない可能性が高まったため。今年度内の操業再開を目指すが、復旧費用は数百億円規模に達するとみられ、今期以降の業績に大きな影響を与えそうだ。

 日系自動車大手で唯一浸水被害にあった同社のタイ工場は、中部アユタヤ県のロジャナ工業団地にあり、年産24万台。小型車「シティ」や「ブリオ」などを製造し、昨年10月上旬に停止するまでフル操業していた。 

 製造設備だけでなく、出荷前の新車計1000台余りも水に漬かり、昨年末から廃棄処分を進めている。今月末の2011年4~12月期決算発表時に、洪水の影響による減産台数や損害額、工場の再開予定時期などを公表する見通しだ。


日付 : 2012年01月16日

By : 時事速報

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