プアタイ党政府は、初めての新車購入に対する物品税還付政策の対象を、洪水被災者が洪水の影響で損傷した自動車を買い替えるケースにも広げる方針を固めた。ベンチャ・ルイジャルーン局長が一二月二六日に明らかにしたもので、翌二七日の閣議で決定した。

　ベンチャ局長によれば、唯一の条件は、洪水により損傷を受けた自動車を廃車にして買い替えること。洪水で長期間水に浸かった自動車は、修理費用も嵩み、修理費用が買い換える場合と大差がない例も数多く見られることから、被災者支援のため物品税を還付することにした。自身が所有する自動車が洪水で損傷して、買い替える場合、初めての新車購入スキーム同様に物品税が最大１０万バーツまで還付される。ただし対象となるのは排気量１５００㏄以下で価格が１００万バーツ未満の乗用車、１トン・ピックアップ車と４ドア・ピックアップ車。初めての新車購入スキームは、大洪水の発生で低調な滑り出しとなっている。


日付 : 2012年01月09日

By : 週刊タイ経済