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CATとIEAT デジタル工業団地を開発

 国営CATテレコム社とタイ工業団地公団(IEAT)は、2018年までにチョンブリ県シラチャー郡にタイで初めてのデジタル産業専用の工業団地「デジタル・イノベーション・パーク」を造成する方向で共同調査に入ることで基本合意した。事業予定地は現在CATの人工衛星通信地上基地、海底ケーブル・ステーション、データセンターなどが設置されている600ライの土地で、事業予算は100億バーツ。新世代型のデジタル・ビジネスを対象にしたデジタル基礎インフラが完備された工業団地の造成を目指す。

 光ファイバーケーブル、クラウド・コンピューティング、データセンター、インターネット・ゲートウェイ・サービスなどの基礎インフラの投資はCATが担い、IEATは投資誘致のためのワン・ストップ・サービスを提供する。事業地は政府が打ち出した東部経済回廊(EEC)の中枢にあり、深海港、空港、鉄道、高速道路、海底ケーブル・ステーションなど交通・通信網へのアクセスが容易。EEC構想で打ち出されているロボット工学、航空工学、デジタルビジネス、バイオ燃料産業、バイオケミカル産業など次世代産業の誘致にとってもデジタル・イノベーション・パークの造成は大きな役割を担うと期待され、アセアンにおけるデジタル技術や情報通信技術面での中枢機能を担うことを目指すタイの国策にも一致する。

 CATでは基礎調査が完了した段階で戦略的パートナーを募る方針。また17年半ばをメドに海外での説明会を展開して投資を誘致していく。


日付 : 2016年08月08日

By : 週刊タイ経済

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