タイ工業連盟（ＦＴＩ）自動車部会が20日に発表した３月の自動車生産台数は19万２８１１台となり、前年同月を８・19％下回った。月間の生産台数が前年同月を上回るのは４か月ぶりで、生産台数は直近の30か月で最高となった。ただし１、２月の生産が収縮していたため、今年第１四半期（１～３月）の生産実績は前年同期を３・37％下回った。

　３月の乗用車の生産台数は７万１１８３台で、前年同月を０・１％下回った。一方で１トン・ピックアップ車（ＰＰＶを含む）の生産台数は11万９４０９台で同14・37％増加した。ＰＰＶは２万４０９３台を生産し、前年同月を１５７・79％上回った。

　輸出向け生産台数は３月に10万９３３３台となり、前年同月を７・２％下回ったものの、月間10万台を維持している。これに対し国内向け生産台数は８万３４７８台に達し、前年同月を38・２％上回っている。

　同部会の発表によれば、３月の国内新車販売台数は７万２４０４台で、前年同月を２・３％下回ったが、２月と比べると26・８％増えている。１～３月の販売台数は18万１３１８台で、前年同期を８・３％下回った。


日付 : 2016年04月25日

By : 週刊タイ経済