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3月のインフレ率0・57%減 3か月連続でマイナスを記録

 商業省が四月一日に発表した三月のインフレ率は前月に引き続きマイナスとなった。三月の消費者物価指数は106・33ポイントで、前月比で0・17%上昇したが、前年同月比では0・57%減となった。インフレ率は3か月連続でマイナスとなったものの、原油安によるところが大きく、経済のファンダメンタルズは健全で、需要不足によりデフレ状況を示すものではないとしている。

 ソムキアット・トライラットパン商業省審議官は、マイナス・インフレは原油安に起因するものだが、原油相場は先進国が冬季に入る今年終わりには上昇すると見ていることを明らかにしている。消費者物価の前月比での上昇は、非食品・飲料物価が0・27%上昇したことによるもので、食品・飲料物価は0・02%下げている。家賃は0・19%増、個人ケアは0・23%増、清掃関連は0・08%増、地方公共運賃は0・28%増、燃油は2・17%増、タバコは0・03%増となった。一方で、建材は0・04%減、医薬は0・02%減、通信機器は0・06%減だった。

 食品・飲料ではコメが前月比で0・09%減、食肉が0・48%減、アヒル・鶏が0・17%減、卵が4・28%減、惣菜が0・92%減だった。粉製品は0・19%増、乳製品は0・11%増、生鮮果物は2・42%増、生鮮野菜は3・42%増、砂糖・菓子は0・10%増だった。

 消費者物価指数は前年同月比では0・57%下落した。非食品物価が1・53%下落したことによるもので、特に自動車・運輸/通信の物価が5・98%下落した。一方で、衣料・靴は0・84%増、住居は1・37%増、医療・個人サービスは1・15%増、書籍・教育・宗教は0・59%増、タバコ・アルコール飲料は1・52%増だった。食品・飲料物価は1・25%上昇した。コメ・小麦粉・同製品が0・42%増、食肉・アヒル・鶏・魚介類が0・33%増、調味料が2・53%増、非アルコール飲料が0・97%増、調理済み食品が2・58%増となった一方、卵・乳製品は3・04%減、野菜・果物は0・06%減だった。

 一~三月の消費者物価は前年同期比0・50%減。食品・飲料物価は1・77%増、非食品・飲料物価は1・70%減だった。

 三月の生産者物価指数は前月比で変わらず、前年同月比では5・0%減だった。一~三月の同指数は5・1%減。農業製品の生産者物価は前月比で0・7%増、鉱業製品は19・7%減増、工業製品は0・8%減となった。前年同月比では農業製品が1・1%減となったほか、鉱業製品は4・3%増、工業製品は5・9%減だった。一~三月の生産者物価は農業製品が1・4%減、鉱業製品が8・9%減、工業製品が5・5%減だった。


日付 : 2015年04月06日

By : 週刊タイ経済

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