【展示会情報】バンコク・インターナショナル・モーターショー

   2009年3月26日から4月6日迄の日程で、バイテック国際展示場にてバンコク・モーターショーが開催された。延べ160万人の来場者を誇り、バンコクだけでなくインドシナ地域の中心的な自動車展示会である。

   タイはまだまだ電車などの公共機関が発達しておらず、自動車での移動を余儀なくされるが、タイでは税金の関係で自動車価格が非常に高く、庶民の足はもっぱらバスや、乗り合いバンなどになる。その為、自家用自動車はタイではステータスがあり憧れの的である。

   タイの自動車は、そのデザイン(インテリア・エクステリア)や、機能性やパワーなどが従来注目されていたが、今年のモーターショーでは、タイでも環境問題が叫ばれるようになっており、今回の展示会のテーマも「Green Life on Wheels」となっている。各ブースでも、環境技術がピーアールのポイントとなっており、例えば、BMWでは、環境対応ディーゼル・クリーンエンジンを強くPRしていた。特に燃費が16KM/Lと非常に良くなっており、展示車両の側面に、CO2の排出量を記載するなど、環境を意識した展示となっている。

   また、トヨタや、ホンダでは、ハイブリッド自動車のプリウスや、インサイトを展示しており、これからの販売が期待される。また、レクサスでは、タイの正規ディーラーでは初めてハイブリッド自動車の販売を開始し、先ずは、レクサスRX450hを市場投入する。RX450hは、モーターだけの駆動走行も可能で渋滞時のアイドリングストップに特に強い効果を発揮するだろう。タイでは特にSUV(多目的スポーツ車)が注目されており、販売台数が期待される。

   タイの自動車展示会には、「モーターショー」と「モーターエクスポ」と2つ大きなものがあるが、何れの展示会の特徴も、新コンセプトの発表の場と言うよりも、最新モデルの自動車をその場で見て貰い、その場で契約を貰うという様な、展示即売会での形で行っており、この日に販売をぐっとのばせるチャンスである為、各ディーラーから選りすぐりの販売員が拡販活動を行っている。タイの消費者も、大型のショールームで各社の自動車を比べて見る事が出来る為、その場で契約に繋がるケースも非常に多い。日本では、展示会は、最新技術を見に行くものと言う形が一般的であるが、タイでは自動車を会に、モーターショーに行くと言う形が良くある。これもお国柄の違いだろうか。

   日産自動車では、フェアレディZの最新モデル「370Z」が展示されていたが、タイではスポーツカーの人気は高く、高い注目を浴びている。ただ、価格は約500万B(約1500万円)と、自動車物品税の関係で輸入車の価格が非常に高価なっている。

   他には、モーターショーの花である、ピッティ(キャンペーンガール)も積極的にピーアールを行っている。タイのピッティはタイ人ならではのスタイルの良さで、景気の低迷を吹き飛ばす様な力を感じる。

 
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