17年４月に日本がタイの製品14品目の特恵関税を打ち切る。商業省外国貿易局のドゥアンポーン・ロートパヤー局長は、日タイ経済連携協定（ＪＴＥＰＡ）による特典の付与で、予想される特恵関税打ち切りのマイナスの影響を取り除くべく日本側と折衝していることを明らかにした。

　ソルビトール、カフェイン抽出済みコーヒー豆、エチル・アルコール、合板、ラミネート板、ブロック板など14品目の今年１～11月の合計輸出額は１５８０万㌦に過ぎない。商業省はすでに影響を受けそうな輸出業者には、ＪＴＥＰＡへの組み込みで日本側と協議していることを伝えており、協議が４月１日までにまとまれば影響は受けないと説明している。

　ＪＴＥＰＡは２００７年に署名され、同年11月より発効しているが、提携を拡大するための協議は両国の内政問題もあって09年以降、停滞している。


日付 : 2017年01月16日

By : 週刊タイ経済