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第3四半期のGDP 農林水産業がプラス成長

 国家経済社会開発委員会(NESDB)事務局が21日に発表したGDP統計によれば、生産面ではホテル/レストラン業、運輸業、卸小売業、建設業、製造業の成長率が上向いた。また農林水産業も8・四半期ぶりにプラス成長に転じた。農林水産業の生産は0・9%増となり、4~6月期の1・2%減から上向いた。旱魃の収束が支援材料で、キャッサバ、パーム椰子、畜産品、水産品の生産が拡大した。一方で籾米、メイズ、天然ゴム、果物の生産は減少した。農産物価格は全体として13・1%上昇した。特にシート状ゴムRSS3号、パーム油、豚肉、鶏卵、バナメイ種白エビの価格が上昇した。しかしキャッサバ、メイズ、サトウキビの価格は下落した。農業所得は12・5%増。

 製造業の生産は0・9%増となり、4~6月期の2・1%増に引き続き拡大した。内需型製造業(輸出比率30%以下)の成長率は0・5%増、輸出型製造業(輸出比率60%以上)は1・5%増だった。これに対し、輸出比率が30~60%の製造業の生産は4・1%収縮した。四半期平均の設備稼働率は64・01%だった。

 建設業は5・0%増、ホテル/レストラン業は15・9%増だった。この四半期の外国人観光客数は823万人で、前年同期比13・1%増。ホテル客室稼働率は60・4%と前年同期の58・5%から上昇した。


日付 : 2016年11月28日

By : 週刊タイ経済

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