タイ国トヨタが25日に発表した10月の国内新車販売台数は６万６３４台となり、前年同月実績を10・７％下回った。特に商用車は、民間投資の低迷を反映して、販売台数３万７５１７台、前年同月比14・０％減と落ち込んだ。乗用車の販売台数も２万３１１７台にとどまり、前年同月を４・８％下回った。

　１～10月合計の販売台数は61万７１５９台で、前年同期を０・７％下回った。乗用車は年初の不振の結果、前年同期比４・９％減となった一方、商用車は同１・９％増となっている。

　11月から12月にかけては新車が最も売れる時期にあたるが、国を挙げての服喪期間にあることで高額商品の消費には自粛ムードが漂っている。世界経済の動揺、国内景気の回復の遅れから11月の新車市場も10月並みにとどまる見通し。


日付 : 2016年11月28日

By : 週刊タイ経済