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三菱自動車タイ トライトン 最新モデル

 三菱自動車タイランドは5日、1トン・ピックアップ車「トライトン」の2017年モデルを発表した。一寸木守一社長=写真=は、2・4㍑のディーゼル・エンジンを搭載し、1㌔㍍あたり15・2㌔㍍走行の燃費を実現したことをアピールしている。15日より全国200店以上のショールームで販売を開始する。

 三菱自の1トン・ピックアップ車のタイ国内販売台数は1~8月に収縮しているが、一寸木社長は最終四半期には需要が回復すると見ている。8月時点の三菱自のピックアップ車市場におけるシェアは6・6%だが、新モデル投入で最終的には8%のシェア確保を目指す。タイ国内のピックアップ車市場(派生SUVを除く)で現在シェア1位はいすゞの37・8%。トヨタが35・2%で続き、三菱自はフォードの8・8%に次ぐ4位となっている。三菱自の1~8月のピックアップ車の販売台数は1万3867台で、前年同期を16・2%下回った。

 タイ全体の1~8月のピックアップ車(派生SUVを除く)の販売台数は21万869台で、前年同期を0・4%上回っている。三菱自はピックアップ車の販売が落ち込んでいるものの、派生SUVのパジェロ・スポーツやエコカーの販売は好調で、1~8月の新車販売台数は3万5889台、前年同期比13・2%増を記録している。 

 一方、1~8月の三菱自の輸出台数は21万1098台で、前年同期を2・8%下回った。ブラジル、ロシア、中国向けの完全ノックダウンの輸出が落ち込んだが、完成車の輸出は増えている。今年通年の完全ノックダウンと完成車を合わせた輸出台数は、前年比1・3%増となる32万1812台を見込んでいる。


日付 : 2016年10月10日

By : 週刊タイ経済

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