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CNG販売のSCN社 大阪ガスと組み産業向けに供給

 重トラックなどの大型商用車向けに圧縮天然ガス(CNG)を販売するSET上場企業のスキャン・インター社(SCN)は、今年末までに販売量が日量1000㌧に増えると期待している。燃油価格は下落しているものの、CNGの需要は伸びているという。同社はCNG充填ステーションを7か所に展開しており、現在の販売量は日量700㌧となっている。6億バーツを投じて東部地方の3か所のCNGステーションを買収する計画。

 CNGの充填ステーションはタイ全土に約500か所あり、うち400か所はPTT社が展開しており、残り100か所は小規模の事業者が経営している。同社の幹部によると、石油価格の下落で一部の自動車オーナーは、液化石油ガス(LPG)からガソリンに燃料を切り換えているが、CNG仕様車を持つ多くの自動車オーナーはCNGを使い続けているという。

 同社は自動車燃料以外にも産業向けCNG供給のビジネスも始めている。iCNGプロジェクトと呼ぶもので、大阪ガス(タイランド)と組んで、サラブリ県内の需要家向けにガスを販売している。iCNGの販売量は今年80億BTU(英熱量単位)を見込み、来年200億BTU、18年には300億BTUを目指す。


日付 : 2016年05月16日

By : 週刊タイ経済

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