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上半期のBOI投資認可 合計投資予定額4127億B

 投資委員会(BOI)事務局が7月20日に明らかにしたところによれば、2015年上半期(1~6月)の投資認可は件数で1254件、合計予定投資額で4126億9000万バーツを数えた。前年同期は744件、1850億バーツ。投資額では前年同期比122%増となった。投資認可の急増は、前年最終四半期に、今年1月からの投資優遇制度の刷新を前に投資申請が急増していたことが理由。

 上半期に認可を受けたプロジェクトのうち523件、全体の42%は輸出向け生産事業で、年間5888億500万バーツの外貨収入が見込まれている。今後、1~3年以内に輸出を開始する見通し。

 上半期に認可を受けた投資プロジェクトの国内原料の利用は、年間3505億700万バーツ。また科学技術・イノベーション分野の投資プロジェクトは66件、203億2200万バーツを数えた。

 上半期の6か月間の投資申請は408件、合計投資予定額は711億4000万バーツ。このうちターゲット業種の申請は全体の65%に相当する264件を数えた。合計投資予定額は450億7000万バーツ。中でも代替エネルギー事業は59件、196億8700万バーツの申請があった。農産物の付加価値を生むタイヤ製造、ゴム手袋製造、食品製造などの投資プロジェクトは25件、81億9000万バーツを数えた。会議場、芸術文化展示センター、健康リハビリセンターなど観光振興事業は4件、58億8400万バーツ。

 科学技術・イノベーション分野は38件、44億7000万バーツで、研究開発、製品設計、バイオ工学、科学検査サービスなどの投資申請があった。デジタル・エコノミー分野の投資申請は75件、投資予定額は18億5500万バーツ。データセンターやクラウド・サービスの申請があった。水運などロジスティック・システム開発分野は25件、26億9300万バーツ。リサイクル樹脂生産、ゴミ発電などの環境案件は4件、8億4000万バーツだった。

 国際通商センター(ITC)・地域統括本社(IHQ)などの国際ビジネス・ハブ分野の投資申請は30件、5億7600万バーツ。


日付 : 2015年07月27日

By : 週刊タイ経済

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