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上半期の自動二輪車生産台数 前年同月比1・56%増に

 タイ工業連盟(FTI)自動車部会の七月二一日の発表によれば、六月のタイの自動二輪車生産台数(完成車+完全ノックダウン部品)は19万5527台となり、前年同月を6・10%下回った。完成車の生産台数は14万9422台(6・08%減)、完全ノックダウンは4万6105台(6・17%減)だった。一~六月合計のタイの自動二輪車生産台数は126万8824台となり、前年同期を1・56%上回った。完成車は96万9500台(1・20%増)、完全ノックダウンは29万9324台(2・74%増)だった。(16面のデータ参照)

 FTI自動車部会のスポークスマンを務めるスラポン・パイシットパタナポン氏は、FTIが今年通年の二輪車生産台数の予測を年初時点の200万台に据え置いたことを明らかにしている。通年の輸出向け生産台数は年初時点と同じ40万台、国内向け生産台数も年初時点と同じ160万台と予測した。二〇一四年の生産実績は輸出向けが28万8527台、国内市場向けが155万4181台だったことから、通年予測は前年実績をそれぞれ38・64%、2・95%上回ることになり、合計生産台数は前年比8・54%増加する見通しとなっている。

 一方、六月の販売台数は17万2522台で、前年同月比8・51%増となったもよう。前月比では19・03%増。一~六月の販売台数は90万2720台で、前年同期比2・84%増だった。

 六月期の輸出台数(完成車+CKD)は7万5277台で、前年同月比2・26%増となった。完成車が2万9172台で19・19%増となった一方、CKDは4万6105台で6・17%減だった。輸出額は34億5847万バーツとなり、前年同月を10・97%下回った。組立部品の輸出額は2億1781万バーツで42・33%減。交換部品は1億2138万バーツで同50・82%増。一~六月期の輸出台数は49万8281台で、前年同期比13・98%増。完成車が19万8957台で36・44%増、CKDは29万9324台で2・74%増だった。輸出額は253億747万バーツとなり、前年同期を7・33%上回った。組立部品の輸出額は17億8226万バーツで34・62%減。交換部品は6億4125万バーツで同37・82%増。二輪車、部品を合わせた輸出額は277億3098万バーツで3・59%増。

 ホンダの二輪車販売会社のAPホンダは、タイ国内の販売台数予測を175万台から166~168万台に下方修正した。国内二輪市場は3年連続で収縮することになる。景気の低迷と農産物価格の下落が理由。APホンダ自身の販売目標も139万台から132万台に削減した。


日付 : 2015年07月27日

By : 週刊タイ経済

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