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中小企業向け金融支援措置 6月16日の閣議で承認

 政府は六月一六日に開いた閣議で、財務省が提出した中小企業向け金融支援措置を承認した。内需の減速のため経営困難に陥った中小企業や銀行融資へのアクセスを得るための担保に欠く中小企業を援助する。

 サンサーン・ケーオガムヌート政府副報道官によれば、支援措置は小規模企業信用保証公社による第5次ポートフォリオ・ギャランティ・スキーム(PGS)を通じた信用保証枠の500億バーツの上積みとタイ中小企業開発銀行(SMEバンク)を通じたポリシー・ローン・プロジェクトの2つ。

 第5次ポートフォリオ・ギャランティ・スキームは二〇一三年一月八日より開始されており、保証枠は2400億バーツ、保証手数料は保証額の1・75%となっている。二〇一五年三月一七日現在の保証額は1124億500万バーツ。500億バーツの保証枠の追加により、初年度保証料の肩代わり分で政府から補償を求める予算は8億7500万バーツになる。

 ポリシー・ローンの合計与信枠は150億バーツ。与信対象は新規の債務者で、他の金融機関からの借り換えは不可。貸付上限は1社あたり4000万バーツ。貸付期間は5年を限度とし、金利は最初の3年間が年4・00%、4、5年目はタイ中小企業開発銀行(SMEバンク)が定めるところとする。政府は1件あたり最初1500万バーツまでについて、最初の3年間に年3%の利子をSMEバンクに補給する。


日付 : 2015年06月22日

By : 週刊タイ経済

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