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東部水源開発会社 東部地帯で水不足の心配なし

 東部水源開発会社(イースト・ウォーター)のワンチャイ・ラワタナトラクンCEOは、今年の乾季の東部の水資源は十分に豊富で、工業、農業などのすべての経済活動に必要な十分な水を供給できると述べている。同社が現在、保有する水資源は3億4000万立米の貯水能力の80%。昨年の原水需要は2億8200万立米で、需要が前年比で6%増加することを想定しても需要をカバーすることができるとしており、二〇〇五年に生じたような深刻な水不足は生じないとした。同CEOによれば、〇五年は乾季を迎えた時点での水資源が貯水量の30%を切っていたことを明かしている。

 水の専門家の多くは、今年の乾季の水の状況は昨年よりも悪く、水不足への懸念を表明している。しかしワンチャイCEOは〇五年を教訓に準備を怠っておらず、最悪の事態を繰り返すことはないとしている。イーストウォーターは今年の暑季が猛暑になる最悪のケースも想定してプラセー貯水池からの第2送水管の建設を急いでおり、稼動予定時期を来年から今年半ばに前倒ししている。29億バーツを投じたこのプロジェクトにより原水の供給能力は7000万立米増える。



日付 : 2015年03月16日

By : 週刊タイ経済

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