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あおぞら銀とカシコン銀 クロスボーダーM&Aで提携

 日本のあおぞら銀行とカシコン銀行(KBank)は一一月二八日、クロスボーダーのM&Aのアドバイザリー業務やその他の双方にとって有益な業務における連携強化を目的とした業務提携の覚書を締結した。あおぞら銀行はアジアの銀行との間でM&A業務での提携を進めており、これまでにシンガポールの華僑銀行(オーバーシー・チャイニーズ銀行)、インドネシアのバンク・セントラル・アジアと提携済みで、カシコン銀との提携はこれに続くものとなる。近年、日本企業にとって、ASEAN経済の中核を担うタイでの事業展開は重要な成長戦略の一つとなっていることから、あおぞら銀はタイの大手商銀であるカシコン銀との提携により、これまで以上に質の高いクロスボーダーM&Aの仲介サービスを提供する体制を構築する。あおぞら銀によれば、すでに具体的な案件で協業しているという。

 カシコン銀のプリディ・ダオチャイ頭取は、あおぞら銀との提携は1年越しの交渉の末に合意に達したと述べている。あおぞら銀はM&A仲介で専門技術を有しており、タイにASEAN拠点を確保したい日本の企業によるM&A仲介でのビジネス・チャンスは大きいと見ている。カシコン銀はタイ資本の中小企業の取引先を多数持つ。


日付 : 2014年12月08日

By : 週刊タイ経済

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