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WAKOグループ モジュール式バスで製造進出も

 日本のステンレス製品メーカーのWAKOグループは、タイにモジュール式浴室システムを製造する工場を建設する計画を発表した。タイをASEANのハブとして活用する。

 西田隆一社長は、タイは地域のハブになる可能性を持っていると述べ、同グループにとって、2番目の海外生産拠点にタイを選んだことを明らかにしている。ただし工場の建設は、年間5000ユニットの販売を達成してからとする方針。WAKOグループは、今年六月に、合弁でタイ現地法人となるワコー(タイランド)を設立しており、システムバスの販売を始めている。すでに年末までに4~5億バーツ分の注文を得ている。来年には10億バーツの売上を目指す。

 ターゲットとする顧客はコンドミニアムのデベロッパーで、受注の6割を占める。残りはホテルとサービス・アパート。同社のモジュール式浴室システムは現場で据え付けるだけで済み、価格は約2平方メートルの大きさで1ユニットあたり7万バーツから。従来式の浴室建設では8~10日がかかったが、2日で工事が終わるという。従来品に比べて3割ほど割高になるものの工期を大幅に短縮できる。


日付 : 2014年09月22日

By : 週刊タイ経済

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