自社工場の賃貸と販売サービスのTICONでお話を伺いました
● 日本からの進出先を選ぶときには?
日本国内から海外に進出しようと考えたとき、まず候補に挙がるのがタイ、ベトナムだと思います。中国もその選択肢に入っていましたが、4月の反日デモの影響で、進出先としては見合わせようといった考えを持ったところは多いと思います。ベトナムではインフラがまだタイに追いついていないようですし、これからのところなので治安もどうだろうという不安もあるでしょうが、タイであればすべての面で満足できると判断されるようです。
どうしても人件費の安いところと限定されると、中国やベトナムになるのかもしれませんが、これは中国の工業団地に工場を建てたお客様から聞いた話ですが、工業団地内の別の工場のほうが賃金が高いとわかると、そちらへ工員が流れていってしまうんですね。ですから、工業団地全体で賃金の値上げをしないといけない。こうした背景から、最近は中国でも人件費はそう安くはないようです。こうした現象は他の国でも見られることですから、まずは現地に赴任する日本人社員が不安なく住めるところを選ぶ企業が多いようです。
● 今後の展開の方向性は?
顧客の幅を広げたいと考えています。現在の標準賃貸工場だけでなく、お客様のご要望を取り入れた賃貸工場や倉庫をご用意していきたいと考えています。また、この辺は日本の企業にどのくらい気に入ってもらえるのかわかりませんが…… 自前で建ててしまった工場を有効活用するために、売却してリースバックするという方式を考えています。欧米の企業は既に取り入れていますが、売却して得た一時金でマシンをすべて新調したりするなどです。つまりマシンを新調することで、工場を拡張せずとも生産性が数倍に上がります。当然利益も上がりますから、今度はその利益で工場を拡張するということもできます。リースバックというと、総務や経理の手間をリース企業に任せてしまうくらいにしか考えていないと思うのですが、そこで得られるお金をどう有効活用するかということを考えてもらえればと思います。
● 貸し工場の基本情報
貸し工場は、契約期間を最低3年、敷金を6カ月ということでご契約いただいています。敷金は契約満了後に建物の現状復帰にかかった費用を差し引いてご返却します。賃貸料は事務所面積と工場面積の合計で計算されていますので建物周りの土地代は含まれておりません、空き地面積の広い工場ほどお得ということです。電力は使用される業種により異なりますのでお客様に申請していただいております。現在、弊社のお客様全体の約50%は日本のお客様の実績となっています。繰り返しになりますが、自前で建てるリスクを回避でき短期で操業できるのが賃貸工場の最大のメリットだと思います。
お話: TICON INDUSTRIAL CONNECTION PUBLIC COMPANY LIMITED
堀江茂行 ジャパニーズマーケティンググループマネージャー
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