ロジャナ工業団地でお話を伺いました
● アユタヤから北部の工業団地状況
チェンマイまで行けば日系の工業団地がありますが、その間の地域にはタイローカルの工業団地公社のものしかありません。アユタヤから北に車で25分ほどのところにSaha Ratanna Nakorn(アユタヤ県バンパハン)がありますが、バンコクから通勤するとなると中途半端に遠くなりますし、アユタヤからの道路が良くないんです。バンコクからロジャナ(アユタヤ)は国道1号線や32号線でアクセスできるのですが、ロジャナ(アユタヤ)からSaha Ratanna Nakornに行くまでは一般道なのでストレスが溜まるようです。
● 工業団地を選ぶポイントとは?
工業団地を選ぶ際には、その工業団地自体の財務内容がしっかりしているかどうかの確認が必要です。ある工業団地では、土地権利書の裏に銀行の担保が設定されていたという話もあります。経営母体が安定しているかというのは重要なポイントです。もし工業団地が経営破綻ということになったら、電気は基本的にPAなので問題ないでしょうが、一番困るのは水だと思います。そういう事態になった場合、入居している企業が大騒ぎして、行政が介入して工業団地公社が救済に乗り出す - という手順を踏むと思いますが、起こってほしくない事態ですよね。カントリーリスクの次に重視されるのは、民間の工業団地であれば、安定的なインフラ供給を支える工業団地の経営基盤といえるでしょう。
● 工業団地の水供給について
パサック川とチャオプラヤ川に隣接しているアユタヤのロケーションそのものが、水源確保に有利に働いている部分があります。北部にあまり工業団地がないので、上流に位置しているんですね。ロジャナ(アユタヤ)は潤沢なパサック川から水を引いていて、3年前に20数億円の投資をして設備も整えています。ロジャナ(ラヨーン)もラヨーン川の上流に位置していて、もし仮に水が止まっても90日間は供給できる100万トン規模の貯水池があります。今年は50年ぶりの異常気象(少雨)ということで、水不足になっている工業団地も少なくありません。供給が3割カットということになると、モノ作りができなくなりますから。ロジャナ(アユタヤ)にはこの水が決め手となって、タイの「M150」(栄養ドリンク)のメーカーも入居しています。
● タイに進出を考えている企業にメッセージをお願いします
現在タイに進出を考えている中小企業の経営者も多いと思いますが、気候風土や習慣がまったく違う土地で操業するわけですから、コスト面で利益が上がるとしても、日本にいたときとは違った苦労を経験されることになると思います。何をするにしても、自主的に、また果敢に取り組んでいくことが必要だと思いますが、お客様のご要望に合わせて我々も誠実に対応させていただいています。長年の経験から培った弊社のノウハウをぜひご利用になってください。
お話:ROJANA INDUSTRIAL PARK PUBLIC COMPANY LIMITED
野中志郎氏(Manager, Marketing Department)
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