ロジャナ工業団地 担当役員インタビュー
- 御社の事業概要について
弊社ROJANA INDUSTRIAL PARK PUBLIC COMPANY LIMITEDは、1988年にタイ財閥ウィニットブット家と住金物産の合弁会社として設立されました。現在はアユタヤ県とラヨーン県で工業団地の開発と運営を行っています。アユタヤには7千ライ(1,120ヘクタール)の敷地に150社の顧客が、ラヨーンには30社の顧客が、それぞれ入居しています。
弊社はタイで投資や生産を行おうという日系企業をはじめとする諸外国のお客様へ向けて、土地購入を含めた工場設立の便宜を図るためのサービスを充実させています。弊社のサービスの優れたところは、土地購入、ユーティリティ、インフラなどを包括的に行っているところでしょう。その中には団地内のセキュリティ管理や、工場廃棄物からの環境保護なども含まれています。また、スピーディな内部連携により、お客様に余計なお時間を取らせることがないというのも利点といえるでしょう。
- 中国への工業団地建設の詳細について
上海西方160キロ、南京東方110キロに位置する中国の江蘇省常州に、2004年から工業団地を建設し、現在は入居顧客を募っているところです。中国に進出したのは、お客様に広範囲での選択肢を提供するためです。以前は弊社にはタイ国内での選択肢しかありませんでしたが、今後はタイと中国を比較した上で、最終的に中国を選択していただくことも可能になっています。
弊社が設立以来培ってきた工業団地開発・運営のノウハウを中国に持ち込み、それを現地で提供していくのが主な目標です。現在中国には多数の工業団地が存在しますが、一定レベルに達している工業団地は非常に少なく、ときには自分たちで問題解決をしなければいけない状況のようです。工業用地の取得に際しても、さまざまなトラブルがあると聞いています。主な顧客ターゲットは、タイ国内の2カ所と同様にまず日本を、次にアジアの周辺諸国から中国に進出する国を対象としています。近年、タイでも中国へ生産拠点を構えることを検討する企業も多くなっています。ただ、それに関しての情報が少なかったり、不安を感じるといった部分を払拭するために、弊社が会社設立から現地での労働許可など、包括的にコーディネートできればと考えています。これは進出を考えている企業にとっては、大きなメリットといえるでしょう。タイでの弊社実績をご覧いただくことで、中国市場への進出に安心して臨んでいただけると思います。
- 中国市場の人材をどう見るか
以前は中国のほうがタイよりも人件費が安いといわれてきましたが、最近ではほぼ同額のようです。中国に海外企業の進出が相次いだため、人件費が上がってきたのが原因でしょう。また、大都市では熟練工といわれる人たちを確保するのが難しくなってきています。その点を考慮すると、タイにはまだ熟練工といわれる人材が確保できる余地がありますが、これは学歴の面も含め、政府が積極的に介入して技術向上を図る必要があります。
アジア地域として進出先を考えた場合にはまずは中国の名が挙がりますが、アセアン地域となるとタイです。中国の強みは国内マーケットの規模が巨大なことです。人口や国土面積を比較すると、タイはとてもかないません。しかし、他のアセアン諸国と比較すると、タイは多くの業種が進出しているのと、農畜産物加工については実績があるところが強みではないかと思います。
- 御社の今後の展望について
現在ある3カ所の工業団地を拡張していく予定です。
海外進出を考えている企業に、まず弊社の工業団地をアピールするのではなく、タイまたは中国への進出メリットを十分検討し、納得していただいた上で、弊社がそのサポートを請け負わせていただくといったスタンスでいます。そういった意味では、我々は国の名前を背負った営業職とでもいいましょうか。工業団地はタイと中国の2カ所に分かれますが、拠点はあくまでもタイに置いて、日系企業をはじめとする諸外国企業のサポートに徹していきたいと思います。
ROJANA INDUSTRIAL PARK PUBLIC COMPANY LIMITED / ROJANA POWER CO., LTD.
Mr. Jirapongs Vinicjbutr (Managing Director)
http://www.rojana.com
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