原材料在庫をバーコード管理  本社工場・タイで導入

精密部品メーカーの松下製作所(山梨県一宮町、松下慶麿社長)は国内とタイの工場で バーコードを使った生産管理システムを導入し、原材料の在庫を削減する。
現在は一ヶ月分の在庫を常に保有しているが、今後は十日分に減らす。
システム構築の投資額は約二千万円。
同社はOA機器の部品を主に生産しているが、 売り上げの拡大は難しい状況。
在庫を圧縮し、収益効率を高める。

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タイの工場では七月をめどにシステムを稼働させ、国内の本社工場では十一月に稼働させる。
他社から購入した鉄板やプラスチック材などの原材料を同社の倉庫に入れる段階でバーコードシールを貼り、 これを専用機器に読みとらせて在庫状態を記録する。
倉庫から出す場合にもバーコードをチェックする。
これにより、情報システムが原材料の量や生産状況などを一元管理する。
手作業に頼る部分が多い現状よりも 在庫状態を正確に把握できるため、足りなくなれば必要最低限の数量だけを発注すればよくなる。
長期間にわたって倉庫内に残り続ける「死蔵在庫」をなくし、資金を有効に活用する。
同社の2001年三月期売上高は前の期を一%下回る十一億円で、経常利益は同一六.九五%増の八千三百万円。
今後は売上高で横ばいを確保しながら、収益の拡大を目指す。