タイの環境に配慮した洗浄剤「NSクリーン」環境対策レポート

日本では、環境品質基準ISO14000シリーズ認証取得やグリーン調達などの環境対策が盛んに叫ばれているが、ここタイでの洗浄剤に関してレポートする。
未だに「コスト優先」で良いのか?と言う疑問。
 当地タイには日系製造業各社の工場が多くあるが、このタイは自動車関連企業を中心にアジアのデトロイトを目指すと言う構想から、一大工業地域が作られている。また、自動車関連企業の他にも精密機器メーカーなど、コストを 1 円でも下げる為に海外に進出して来る企業がとても多いのが現状である。


政治的転換が早いタイ政府

当然、企業がタイに進出をする理由としては、人的・生産コスト削減が目的ではあるが、生産拠点としてのタイにも着実に変化が見えている。その一つとして、タイ政府の政治転換の速さも関係しているといえる。

現在、モータリゼーションが進んだタイでは、ガソリンにアルコールを混ぜて、環境対策とするものが広がっている。これは、タイでは、特に世界でも大気汚染が酷いとされているので排気ガスの削減(硫黄分やCO2対策)と、アルコールを混ぜる事によって燃費が向上によるコストの削減がある。タイでは、アルコールを作る為の原料としてのサトウキビ等も多く取れる事からも政府が政策として後押ししている理由になっている。この様にタイ政府も排気ガスの大気汚染、環境悪化の事態を重く見て政策を変更してきている。

現状では、まだまだ、コスト優先、生産規模拡大を目指し、経済発展を優先しているタイ政府であるが、政府の決断はとても早く、環境問題に関しても国際的な流れから厳しい環境基準を導入する事も時間の問題であろう。

企業における温度差

そう言った中で、タイで生産をしている企業にも環境に関しては温度差がある。それは、多数のコスト優先(つまり、安ければよい。塩素系の洗浄剤もコストの為には致し方ない)と言う企業と、まだまだ少数の環境に配慮している企業である。前者は言うに及ばないが、後者は環境基準に厳しい欧米に輸出をしている企業や、特に環境問題を重視する企業や、そう言った基準を取引先が作っておりその基準に従う企業が積極的に環境対策を進めている。

新たなる環境基準

工業発展の為に環境の事は目をつぶってきたタイ政府であるが、しかし、そう言った流れも終焉に近づいている。タイ政府も先進国を目指して、環境面でも欧米並みの基準を導入する方向で動いている。2004年末に起こった大津波においても、タイ政府は、タイの自立と先進国入りをする為に、諸外国からの援助を断っている程である。その様な中で、『洗浄』と言う生産工程から見れば一部分ではあるが、その見直しをしても良い頃なのかもしれない。

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